原発とサクランボあるこの星

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原発とサクランボあるこの星



原発とサクランボあるこの星

後戻りして空腹の夏へ行く

サクランボひとつ頂戴すればいい

だらしないほど脱ぎ棄て夏女

原発を野辺に送って黙す夏



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きよらかな

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きよらかな



きよらかな

みずべのくにに 

きかんせよ 

あじさいのはな 

あかりともすうち



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金魚の手無ければ動くそのように

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金魚の手無ければ動くそのように



金魚の手無ければ動くそのように

半袖の赤いブラウス用意して7月からの光を受けよ

水差しとバケツと花瓶クレーの忌

色の名をシェリーと言って手を通す7月は来る祝祭のごと

空蝉も愚かなひとも天使志願



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青苔に包まれるなら廃墟でも

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青苔に包まれるなら廃墟でも




青苔に包まれるなら廃墟でも

夏が来て何時か廃墟のツアー組み拾いに来るかギヤマンの皿

もう読めぬ墓誌銘ならば青い苔

使用済み核燃料を置いて去るひととして見る紫陽花の雨

青の名を色々言って梅雨のなか



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昼顔は汚れて紅を恥じており

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昼顔は汚れて紅を恥じており



昼顔は汚れて紅を恥じており

富岡を重ねて視てるひとのいて二重に見える我が町の空

昼顔を見てるか食んでいるか牛

夏牛の後ろに来てる気配して富岡のひと振り向いてしまう

昼顔は黒く咲きたい福島よ



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梅雨寒やデモに行くひとになれもせず

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梅雨寒やデモに行くひとになれもせず




梅雨寒やデモに行くひとになれもせず

ジャスミンもオレンジも良い紫陽花はだめよ滅びの匂いするもの

梅雨寒の夜はいつでも革命前夜

バラは良いチューリップなお紫陽花は置いて行かれたお滝さんだよ

紫陽花の誰が言い出す革命と



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蛍みな追放者になったのか

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蛍みな追放者になったのか



蛍みな追放者になったのか

百キロも飛ぶというのにセシウムは一匹でいいからほうたる来

ほうたるや過去形になる動詞たち

ベランダにプルトニュウムは来てるのに勧進聖も蛍も居ない

宙人がやがて持ち去る蛍かな



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かくめいの うたなどしらず はたらいて こわがっている なつがくるのを

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かくめいの うたなどしらず はたらいて こわがっている なつがくるのを



かくめいの うたなどしらず はたらいて こわがっている なつがくるのを

こゆびまで いつもだれかに わびている でんきはたりて いないといわれ

あじさいの はなとしごとに あかるくて ででむしのつの とまどっている

まちなかの あじさいのあめ ちらしゆく きゅうきゅうしゃみる ちゃいをこがして

こげてると だれもいっては くれなくて がらすのまどを はなれられない



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あけがらす やめてよぱじゃま きているの はやくおきたら まっしろのしゃつ

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あけがらす やめてよぱじゃま きているの はやくおきたら まっしろのしゃつ



あけがらす やめてよぱじゃま きているの はやくおきたら まっしろのしゃつ

くろをきて せかいでいちばん ゆうめいな とりとしてとぶ せんぞくとして

なつじゅうの はながいのちを うたうおうと ばんかひとつを うたうものとて

しょうひぜい あがらないでと いいました きぼうのことば きかれたときに

あさまどに ゆうべのかげを しょけいして からすとばらと ふらんすぱんと



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森の朝生まれた子牛野生とて草食の草甘やかになれ

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森の朝生まれた子牛野生とて草食の草甘やかになれ




森の朝生まれた子牛野生とて草食の草甘やかになれ

詩なんかで千頭の牛一頭の牛の子どもも救えはしない

鉛筆の代わりに光るトカレフを持てよと牛が詩のなかで言う

放れ牛夜の車にぶつかって炎上してるもっと燃えよと

七夕の牛飼いの恋近ければ第一原発よくよく哀し



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ほうたるは光に青を鳴らせてと

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ほうたるは光に青を鳴らせてと



ほうたるは光に青を鳴らせてと

森の外もし望んでも森の他何も知らない森青蛙

青蛙るで青い音探してる

長虫が川を流れて行くときに半分解けて長虫のなか

ララバイも殯もるるる青蛙



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500cc計量カップ夏の水

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500cc計量カップ夏の水



500cc計量カップ夏の水

故郷に花藻が揺れるまで水を戻して朝を泳いでいます

梅花藻は水底の部屋匙のなか

押入れに水着が2着眠ってて夏の匂いがする訳として

壁掛けの時計の針の糸蜻蛉



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わあ何かあったのですか夏の菊

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わあ何かあったのですか夏の菊




わあ何かあったのですか夏の菊

ガーベラをエレベーターで渡されて名前も知らぬ5Fのひと

がんばろう福島を夏に目配せて

一輪だけのラッピング十持っていた謎乗せたまま6Fの青

LED照明夏至を二つ越え




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あんどろいど

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あんどろいど


   あんどろいど

しゃぼてんの とげでまぶたを ぬってある それをひいたら みずいのそら
みなづきが つくってくれた いちにちの あんどろいどの わたしなんです
のうないは あめのまーくが つまってる らしくてあめが もれかかってる
けっかんも かわのつづきで あるらしく はしをとおると ひっぱられます
みっしょんの ようにみている すぐりのみ ふしぎななほしと つくづくおもう
すぐりのみ みつけたけれど みなづきの あんどろいどは ちょくりつしてる
かどひとつ とおまわりして まよいこみ じさまのれいと くろねこといた
さわっては いけないむろん たべるなど ぜったいにだめ さびてしまうよ
このまちを とおりぬけてく みなづきの あんどろいどの わたしなんです
きおくのて すばやくのびて すぐりのみ ひとつつまんで くずれかけてる



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窓開けて見ることしない梅雨に慣れ

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窓開けて見ることしない梅雨に慣れ




窓開けて見ることしない梅雨に慣れ

一時限美しき雨降ると書いてあるお手本帳をなぞるガラス戸

素肌にて梅雨に濡れ度く存じ候

返事など来もしないのに懲りもなく代書屋のごと雨様まいる

梅雨ならば四号線の車音



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紫陽花の花のことだけ歌わせて

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紫陽花の花のことだけ歌わせて




紫陽花の花のことだけ歌わせて

六月の雨に濡れるという言葉無い福島の遺産目録

平凡な雨を下さい紫陽花に

どの色のアイスキャンディー買おうかと迷ったころの雨のことです

濡れながらわくわくしてた悪い子に



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屠りあって獣たちには夏至が来た

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屠りあって獣たちには夏至が来た



屠りあって獣たちには夏至が来た

思い出のなかの鳥籠その鳥の夢のなかにも夏茱萸は揺れ

夏至の風風切羽で触りたい

臆病になってしまった小鳥でも窓さえ開けば飛び立つものを

夏至なれば涙袋に陽を当てて



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しかるべき場所に南天の花置けと

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しかるべき場所に南天の花置けと




しかるべき場所に南天の花置けと

祖母の来て気を揉んでいる夢のなかセシウムの鬼入れてはならぬ

あっそうね白南天の花良いね

南天と海桐と植えて柊も四方八方守らせ給へ

不幸せな孫の掛けてる夏暖簾



雷に

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雷に



a thunder sound 
makes me the prayer's pose
with a shiny spoon

雷に
祈りのポーズ
匙止めて


a summer storm comes
being an atheist blue
it's going harder

夏嵐
エイシストでは
いられない


a heavy summer rain
doesn't let me be a happy
epicurean

夏の雨
エピキュリアンで
いられない



どくだみにそう応援歌書くとしょう

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どくだみにそう応援歌書くとしょう




どくだみにそう応援歌書くとしょう

ひっそりと一輪咲けば良いものを気前良く咲き雑と呼ばわれ

どくだみを不可思議だった引く祖父が

休んだら暗殺されたどくだみ氏会社の庭に囲ってたのに

好きですとカミングアウトどくだみへ



牛消えて福島の空明易し

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牛消えて福島の空明易し



牛消えて福島の空明易し

忘れたか野生と化して和牛らの雨に濡れてる眼は牛飼いを

生れてより牛飼いなれば明易し

見詰められていないと駄目な牛飼いと牛の瞳とその奥の藍

牛よ来い木下闇からむっくりと




血液検査終わってアイスコーヒー

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血液検査終わってアイスコーヒー



血液検査終わってアイスコーヒー

去年から変わったことは見ないでも絆という字書けることです

アイスコーヒー無実異人を考える

有罪か無罪か聞いて呉れなくてカフェグラッセとか答えていたね

ランチタイム愚かな夏を15年



関揺れる読む蛸になってしまいたかった

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関揺れる読む蛸になってしまいたかった



関揺れる読む蛸になってしまいたかった

骨随を待つごと言葉待っている詩人と言う血のレシピエント

福島の夏ドナーまだ見つからず

傷口に合ったガーゼが欲しいだけそれぞれの傷プラスアルファー

虫には虫の傷があると哭く蛸



うみがめの あゆみのわけを しるたまご

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うみがめの あゆみのわけを しるたまご



うみがめの あゆみのわけを しるたまご

だきもせず ちちもあたえず うみがめは ながすぎるとき なげくことせず

のろのろと あかうみがめは はいこきゅう

とにかくに まんねんのあさ ひとあさも なのりもあげず ござそうろうや

ゆるゆると あおうみがめは うみのいろ



きげんよく ゆれていたなつ わがうでで


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きげんよく ゆれていたなつ わがうでで



きげんよく ゆれていたなつ わがうでで

ばらのなを いちどでおぼえ つれかえり そだてたにわに おきざりにした

ばれりーな わがかいこんの ばらのはな

ももいろの ちゅちゅちいさくて だれひとり しゅやくになれぬ ばれりーなたち

あるなつを るーざーとして きおくして




やぶれがさぁ しょしんしゃなれば くもわかず

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やぶれがさぁ しょしんしゃなれば くもわかず


やぶれがさぁ しょしんしゃなれば くもわかず

れじぶくろ わたしてともは やぶれがさ にわにたくさん あるんだものと

ありがとう ああこれがかの やぶれがさ

べらんだに こうもりがさで かげをうみ ひとつきばかり そだてたけれど

やぶれがさ かれてわたしを かたりべに



いのるてで  いられなくって  あおりんご

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いのるてで いられなくって あおりんご



いのるてで いられなくって あおりんご

はなびらが まさおなほしに あれるまで だれのきにちも きませんように

にぎるての なければかたい あおりんご

あおりんご あおほおずきと あおぼたる そろえるまでは くびつらないで

あおりんご けもののように つぶすよる



蝉生る七年前の清らかさ

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蝉生る七年前の清らかさ



蝉生る七年前の清らかさ

この町で蝉の命を哀れむと頭を振ってヒトこそ哀れ

蝉生る産土神社の木代々

鍬をもて入植をした我が町の先祖に詫びて桑に桑の実

何人で抱える木かな蝉の穴



私たち切子の宇宙に棲んでいる

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私たち切子の宇宙に棲んでいる



私たち切子の宇宙に棲んでいる

風の犬三匹連れて行くつもり黎明の穴ちょっと削りに

ギヤマンの手の込んだ愛の傷口

何もないことに慣れてるテーブルに露草色のグラスを残す

水を入れビードロの海小さい海



金銀花藪唐突に光出す

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金銀花藪唐突に光出す


金銀花藪唐突に光出す

ただ藪と思っていたら金銀花

金銀花発見誰に告げようか

吸葛汚れた蜜に空騒ぎ

賑やかな懺悔いらない金銀花



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