献体を済ませて軽い鬼やんま

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献体を済ませて軽い鬼やんま



献体を済ませて軽い鬼やんま

身を投げて青に染まらず手を伸ばし青を掴めず青星のひと

やんまの眼ふたつ差出し漆椀

雲の上に行くこと出来ず手を入れて掻くこと出来ず遠い秋空

鬼やんまブルームーンの午餐会



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浮塵子湧く姑の記憶抜けた道

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浮塵子湧く姑の記憶抜けた道



浮塵子湧く姑の記憶抜けた道

女たち露天風呂には五人いて乳房九つ遠山稲田

何処までを実盛虫と徘徊を

先ず最初奈落に落ちた染五郎それから老いた猿之助へと

浜木綿子の齢言い合って秋の光



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ビール先知ってしまってホップの実

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ビール先知ってしまってホップの実



ビール先知ってしまってホップの実

デパートの催事場から懐かしいお菓子と共に凱旋リフト

ホップの実青いトマトと同じ色

ビール飲むつもりの月をカステラと明日明後日満月でしょか

ホップの実それからの色未知として



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秋団扇幽体離脱する絵柄

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秋団扇幽体離脱する絵柄



秋団扇幽体離脱する絵柄

暑すぎて思い出の中吹いている風の草へと右手を入れる

捨て団扇ダム湖の底の村の暮れ

繰り返しニホンカワウソ絶滅とテレビが告げて余震が少し

川獺の祭りという季語どうしよう



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秋爽の風どの鳳を擽った

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秋爽の風どの鳳を擽った



秋爽の風どの鳳を擽った

放射線測定器とか持っている体温計もない部屋にいて

爽涼の空龍の眼を抜けた青

測定器リュックに入れて背負って出る携帯カメラミネラルウォーター

昔から見えない秋と信じてる



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秋汀の無人の謂をSFに

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秋汀の無人の謂をSFに



秋汀の無人の謂をSFに

走ったら分かり易くて愛のことそれから直ぐに愛の限界

秋渚愛はどこらで禁足に

祭り人去り際にもう明日からの愛を畳んで地球に隠す

浜通り宇宙船らの為に空く



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掌に

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掌に



掌に

キーホルダーと

キーだけの

家持っている

夢の形で



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星合の空を掬って絹の糸

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星合の空を掬って絹の糸



星合の空を掬って絹の糸

薄様を防弾チョッキ着て絶えたひとに着せてよ縹で染めて

星の別れ糸切り歯病むきりきりと

露草の咲いてるうちに染に出しどうぞたぶたぶ白縹を

星の恋残りは白い綿菓子に



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親書の字しみじみと見る処暑の朝

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親書の字しみじみと見る処暑の朝



親書の字しみじみと見る処暑の朝

無論無論今日までが夏それで良い高校生が走って走って

処暑と暑のギャップに落ちて荊棘苦し

どちらかが負けない限り終わらないそういうものでいっぱいの朝

朝顔は涼しげ薔薇はそを避けて



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星月夜例えばこんな花のため

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星月夜例えばこんな花のため



星月夜例えばこんな花のため

流れ星夏水仙の花を摘み星病院のナースルームへ

二人目の急患に針星月夜

地下にある死体置場に降りる時ナースにもある青い痣かは

画家志望だった指先星月夜



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朝顔はアポなし訪問であった

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朝顔はアポなし訪問であった



朝顔はアポなし訪問であった

8月の21日少しでも記憶も空も汚れないうち

朝顔の初花あっち向いて来た

一昨年の冬ざれ野原のフェンスからポッケに入れて家の子になれ

懐かない秋の挨拶いじらしや



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愛は抱擁それでいい秋の蝉

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第11回風土記の丘の美術展



愛は抱擁それでいい秋の蝉



愛は抱擁それでいい秋の蝉

Eテレに特攻隊という言葉流れてそれは福島訛

少年なんのために大人になった

4号機原子炉建屋見ているとトマトジュースで氷が消える

虫死んで悲しんだ子に戻して



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猫じゃらしで遊んでもらったのかい

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第11回風土記の丘の美術展



猫じゃらしで遊んでもらったのかい



猫じゃらしで遊んでもらったのかい

福島県双葉郡大熊町

猫じゃらし持って少年作業員

ピンハネしてビール無間地獄屋で

猫じゃらし振っても振っても猫骨



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6時から鳴く小鳥たち買いました

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6時から鳴く小鳥たち買いました



6時から鳴く小鳥たち買いました

はや蝶の翅は捩れて羽化したとラジオがニュース告げたからです

毎正時小鳥の声の出る時計

福島の森の総ての小さきもの声なきものよダリの予知夢よ

沈黙に耐えかね小鳥哭かそうと



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放屁虫なんてヒトって偉そうに

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放屁虫なんてヒトって偉そうに



放屁虫なんてヒトって偉そうに

臭腺を全開してる壊れてる虫歯を見せて涎見せてる

とうにアオクサカメムシと絶交で

歯医者さんで仰向けになる巨大虫指に亀虫挟んだ記憶

来もしない亀虫にもう来るなよと



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秋海棠一花は上を向いて咲き

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第11回風土記の丘の美術展



秋海棠一花は上を向いて咲き



秋海棠一花は上を向いて咲き

街で見る秋海棠に似てる花あの花何と古文の先生

ベゴニアと答えれば彼の眼爽やか

祖父でさえベゴニアの花咲いたならベゴニアと吾に教えしものを

でもせんせ秋海棠でいいでしょう



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秋蝉の骸も駐車一台分

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クライドルフの世界



秋蝉の骸も駐車一台分



秋蝉の骸も駐車一台分

美術館林のなかに訪えばまるごと一基墓として立つ

クライドルフ観にというより墓参り

友達の友達の死を聞きながら散骨という言葉雪のよう

花の絵に展墓のごとく佇みぬ



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エアコンを色なき風に設定す

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エアコンを色なき風に設定す



エアコンを色なき風に設定す

マンションの廊下の工事始まって塗装を剥げば灰色の象

鳥の眼で色なき風を受けている

311隠してしまうアイボリーファッションタイルというらしいけど

部屋中に色なき風の嘆き痕



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26才深夜特急解夏の朝

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26才深夜特急解夏の朝



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祖父よ父よ

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祖父よ父よ



3年前私はこんな歌を書いていた。


祖父よ父よ

戦友という

名の朋の

無き我等なり

忘れ草咲く



今日はこんな歌になった。
街を行く人々は相変わらず大抵は無言だけれど
眼差しになにか感じる・・・・・


うすい通り

みな戦友に

見える夏

この物語り

書いたのは誰



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夏花摘跡付けていく明けの空

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夏花摘跡付けていく明けの空



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風全て誰ぞの吐息盆休み

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風全て誰ぞの吐息盆休み



風全て誰ぞの吐息盆休み

辻辻に誰かいるので元気ですそういう振りで歩くしかない

まだ咲かぬ朝顔の葉を揺らす亡父

風が吹くという言葉を書くだけで胸のなかには蜻蛉が詰まる

昨日までを風語に変えて盆休み



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四百年異議申し立て阿波踊り

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四百年異議申し立て阿波踊り



四百年異議申し立て阿波踊り

誰ひとり賢者でないの構わない出来損ないの鳥は哀しい

亡者いるぞめき踊りの鉦鳴らし

膨らめば哺乳類とてその胸の奥の飛ぶ夢もう見ない子ら

踊子の踵と腕無重力



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赤蜻蛉残像の夏磔刑に

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赤蜻蛉残像の夏磔刑に



赤蜻蛉残像の夏磔刑に

もう一度行ってみたいが今すぐに行きたくなって立ち眩んでる

十字架を背負って飛ぶ小さきのしめらは

シースルーエレベーターで降りる時不意に湧いて来アッシジの鐘

スティグマを隠しているか翅の先



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秋の来て警戒区域に秋の草

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秋の来て警戒区域に秋の草



秋の来て警戒区域に秋の草

伸びやかな手足それらを動かして微笑んでいる血と骨祖国

肩のこと嘆くのは明日底紅に

新体操シンクロナイズドスイミングなでしこジャパンソファーにだらけ

壊れゆくものに加わる秋初め



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あのこ在ればどんなに上手く歌うやら

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あのこ在ればどんなに上手く歌うやら



あのこ在ればどんなに上手く歌うやら

こども等の歌も首相のスピーチも下手っぴだってそれぞれ初心

死者だけが死に続け秋の蝉

六十と七年もただ祈るしかしなかったので原爆の日に

原爆とオリンピックの火ある星



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草虱付け先ず犬が帰り着く

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草虱付け先ず犬が帰り着く



草虱付け先ず犬が帰り着く

テレビなどネットショップに注文し初秋の夜を二つ三つ待つ

犬の後大男の手女郎花

最新のテレビを買って待ったとて男も犬も蜻蛉も来ぬ

秋風も付いて来て入る杣の家



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今日の秋テレビが疲れ果てている

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今日の秋テレビが疲れ果てている



今日の秋テレビが疲れ果てている

降りて来い電話の指示に従うと桃が車の窓から出てる

桃の実を今朝仕事場で貰ったと

桃ふたつ両手に受けてまだ固い桃は国見の桃は重いよ

立秋の風を抱く桃色として



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登山なら恋敵にもこんにちは

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登山なら恋敵にもこんにちは



登山なら恋敵にもこんにちは

街なかでこんにちはって言ってみる怖い顔いるガラスの前に

山小屋の主のつもり古ナイフ

キラキラは多分言葉の代わりですこんにちはって耳飾り揺れ

目を閉じて山小屋チーズ齧ってる



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